2012年10月22日

夜の国のクーパー

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「夜の国のクーパー」伊坂幸太郎

面白かった。
最近あえて昔と作風を変えている印象の伊坂さん。彼の小説で久々に爽快な気持ちになった気がする。
ラストの展開にはまんまとやられてニヤリとしてしまった。

猫と鼠と人間と戦争の物語。童話にも似た感触のファンタジー。
繰り返し言われるのは「すべての物事をただ信じるな」ということ。
まずはそれを疑い、自分で考えろということ。

よく言われることではあるけれど、人間は疑うことをしなさすぎる。
とはいえ他人やテレビの言うことをいちいち「嘘ではないか?」と疑いながら生きるのはしんどい。
それに悲しい。

確かに誰かの考えを鵜呑みにせず、自分の頭で考えることは大事やと思う。
でも登場人物の「弦」のように、いっそのこと丸ごと信じてしまえる方がよっぽど強いんやないかな。
最近はそう思うようになった。変わったなおれ。


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2012年10月18日

脱走金魚ならぬ・・・

脱走フラミンゴがいるんやな。だいぶがんばってる。

http://www.sanspo.com/geino/news/20120819/sot12081905010001-n1.html
これは3か月前の記事。今だ捕まらず、今日で3か月目になるらしい。
猛獣ではないし手荒な捕獲はしないと思うけど、衰弱してきてるみたいやしちと心配。
早く捕まったほうがいいのか、逃げ切った方がいいのか難しいところやね。

個人的には逃げ切ってほしい気もする。例え行く先が悲しい結果になってしまっても。
なんか囚われた檻から自由を求めて飛び出していった感じがする。象徴的。ロックやん。
まあ全く無責任で主観的な見方やけど。

しかしちょっと調べてみたら過去にいろんな動物たちが脱走してるんやね。
日本の動物園だけでもペンギン、コブラ、イルカ、カンガルー、サルなどなど
縛られると脱走したくなるのは動物の本能なんやろな。

尾崎も歌ってるしね。この支配からの卒業。

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2012年10月10日

Aはどう感じたでしょう

たまに、おれの歌詞についてこんな意見をもらうことがある。
「難しい」「わかりにくい」「抽象的だ」etc...
この間もそんなことを言われた(決して批判的な意味ではないけど)ので、少し抗弁しておきたい。

いろんな歌詞を書く人がいて、それぞれに持ち味や好みがあると思う。
前にも書いたことがある気がするけど、おれは「直接的」で説明するような歌詞が嫌い。
例えば
「君がくれた手紙を僕は今部屋で読んでいて、涙がこぼれて眠れないんだ」
みたいなのは好きじゃない。誰が読んでも大体同じようなシーンが浮かぶよね。
似たような経験を重ね合わせて感動しやすいけどさ。

でもおれは素材としての言葉を提示することで、聞く人それぞれの想像力で無限の物語を作り出してほしい。
聞いてくれた人が自分なりの解釈で物語を見つけた時に、その曲は完成すると思ってる。
他人が一から十まで作り上げたものより、きっとその人にとってかけがえのない大切な物語になる。
もちろんおれはおれで自分なりの意味合いとか思いを込めて書いてるけど、それと違うとらえ方をしてくれて全然構わない。

話が少しとぶけど、昔国語のテストとかでさ小説が題材になってて
「この場面でAはどう感じたでしょう。答えなさい。」みたいな問題がよくあったんよ。
おれはずっとそれに対して答えが一つしか用意されてないことに違和感があった。
小説という「芸術」である以上、読み手が受け取ったこと、想像したことは全部正解やないか。

音楽も小説もそれ以外のどんな芸術も、学術論文や仕事とは違うんやから答えは人の数だけ無限にあっていい。
誰かの想像力を掻き立てることこそが芸術の役割であって、答えを教えたり説明しても意味がない。


と、こんなことを思います。
もちろんあまりにも人に理解されないものを作っても仕方ないしそのバランスは大事やけどね。

はいまた「抽象的」な話になってしまった。






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2012年10月04日

迷宮

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「迷宮」中村文則

「言い訳をしてみてください。あなたの存在に対しての言い訳を。客観的に誰もが納得できる言い訳を。」
この一文はすごい。妙に惹かれる。

最近この人の本をよく読む。最近の日本作家ではあまりみかけない、じわじわと沈んでいく内省的でどこまでも暗い世界観。どの作品も一貫して、愛情の欠落で自我が崩壊していく主人公を描く。
いわゆる謎解きも、感動的なストーリーも特にない。そこにあるのは内面の深い混乱と葛藤。そして絶望。
だからこそ、安心する。自分のダークサイドに確かに共鳴して、救われる。

他人にはすすめにくいけど、おれは好きやわ。
落ちてるときにどうしようもなく暗い音楽を聞くと安心する感覚に近い。

本作は彼の作品の中では取り立てて好きなわけではないけど、冒頭の一文が異様に気に入ったから紹介。
もし中村作品を読んでみたい人がいるなら「土の中の子供」「何もかも憂鬱な夜に」あたりをすすめます。

なんや結局すすめてるやん、おれ。


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2012年10月02日

アニマルプラネット終了

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見よこのモーグリ史上最高にごちゃごちゃした物販!(所要時間1時間弱)

昨日は江坂MUSEでStory.3「アニマルプラネット」やってきた!
ご来場いただいたみなさんありがとうございましたー。
ずっとやりたかった動物たちを主人公にしたライブができてよかった。
動物たちを通して、新たな自分を発見してくれてるといいな。
新曲「バイバイ、ポーラベア」も初披露。個人的に大事に育てていきたい曲。
今後の成長もお楽しみに。

しかし昨日はリハ終わって石本とパープルハンプティの井田君と一緒に天一に行って無料券もらって、その後小一時間物販作りに没頭して。
打ち上げでは江坂MUSEからサプライズでjk氏の誕生祝いがあったり、差し入れでいただいたお祝いケーキを食べたり、某バンドマンが何故かTバックになったり…。
ライブの前後も楽しい一日やった。

ありがとー!


posted by しもみだい at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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