2014年07月09日

ホーリー・モーターズ

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「ホーリー・モーターズ」

さて、久々やけどいきなりの更新。
今年観た中で今んとこ一番の映画。すごかった。
別の作品で予告編を見て何か魅かれたんやけど、内容が全く見えんかった。
実際に見てみて、やっぱり内容は見えんかった笑
ただ、圧倒的な映像力と構成力でぐいぐいと引っ張られる。
最近多い「スタイリッシュ」のはき違えみたいな作品群とは一線を画してる。

ドニ・ラヴァン演じる「オスカー」という正体不明のおっちゃんが主人公。
職業と言えるのか定かではないけど、様々な人格を演じ、様々な人の人生に少しずつ関わっていく。
それぞれの人間の「生きる瞬間」がテーマなようでもあるし、あくまでそれを観察しているだけの傍観者的作品のようにも受け取れる。
冒頭と終盤に監督のレオン・カラックス自身が見え隠れする仕掛けも面白い。

部分的にミュージカル要素が入ってみたり、音楽の使い方も突飛でないのに斬新で効果的。
予告にもある、大勢の集団を引き連れて歩きながらの演奏シーンは圧巻。
ストーリーをなぞるだけの映画に飽き飽きしてる人には是非みてほしい。
なんというか怪作。

予告編貼っとこ


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2013年05月06日

最強のふたり

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「最強のふたり」

公開当時から「アメリ」を越えた!とかの触れ書きで宣伝されてた話題作。
まず、アメリとの共通点はフランス映画であることくらいやけれど、なかなかによかった。
障害者の大富豪に雇われた無法者の黒人青年が、次第に友情を深めていく実話に基づいた云々・・・
っていうストーリーから、お涙頂戴の「全米が泣いた」系かと思ったけどさすがひねくれ大国フランス。
同情してください路線への真っ向からのアンチテーゼで痛快なコメディに描いてみせた。

途中「これ大丈夫か?」と思うくらいのブラックユーモアも織り交ぜつついろいろと考えさせられた。
このアンチテーゼに完全に同意するつもりはないけど、自分でも昔からの思索テーマである「差別」やら「偽善」やらの考え方に刺激を与えてくれた。

まあ理屈は置いといて、純粋に黒人青年ドリスをどこまでも魅力的に演じきったオマール・シーがよかったな。
この人ミックマックにも出てたね。イザック・ド・バンコレに次ぐ好きな黒人俳優やわ。

何よりドリスの見事なダンスシーンは最高やった。脱帽。




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2012年12月31日

2012【映画】

さてまず今年みた映画のまとめ。
今年一番は「アーティスト」やったなー。
しかし去年より本数が減ったのは間違いなく超大作RPG「ゼノブレイド」のせい。
ちなみに2011年分はこちらhttp://shimomidai.seesaa.net/article/243784942.html


2012年【映画】
作品名/監督(評価:★=1点、☆=0.5点)

スーパーエイト/J・J・エイブラムス(★★★☆)
ブンミおじさんの森/アピチャートポン・ウィーラセータクン(★★)
CUT/アミール・ナデリ(★★★★)
スマイルコレクター/アルフレッド・ロット(★★☆)
ファミリー・ツリー/アレクサンダー・ペイン(★★)
アモーレス・ベロス/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(★★★☆)
ビューティフル/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(★★★☆)
こわれゆく世界の中で/アンソニー・ミンゲラ(★★★)
エッセンシャル・キリング/イエジー・スコリモフスキ(★★☆)
パレルモ・シューティング/ヴィム・ヴェンダース(★★★)
Pina/ヴィム・ヴェンダース(★★)
幸福の条件/エイドリアン・ライン(★★)
ナインハーフ/エイドリアン・ライン(★★)
ドラッグストア・カウボーイ/ガス・ヴァン・サント(★★☆)
小説家を見つけたら/ガス・ヴァン・サント(★★☆)
アマロ神父の罪/カルロス・カレラ(★★)
幸せへのキセキ/キャメロン・クロウ(★★★☆)
ボーイズ・ドント・クライ/キンバリー・ピアース(★★★☆)
リロとスティッチ/クリス・サンダース(★★)
美女と野獣/ゲーリー・トゥルースデイル(★★★)
パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち/ゴア・ヴァービンスキー(★★★)
ラ・ピラート/ジャック・ドワイヨン(★★)
ロスト・チルドレン/ジャン=ピエール・ジュネ(★★★★)
男性・女性/ジャン=リュック・ゴダール(★★☆)
ウィークエンド/ジャン=リュック・ゴダール(★★★☆)
ファクトリーガール/ジョージ・ヒッケンルーパー(★★★)
once ダブリンの街角で/ジョン・カーニー(★★★☆)
アイム・ヒア/スパイク・ジョーンズ(★★★☆)
somewhere/ソフィア・コッポラ(★★★★)
127時間/ダニー・ボイル(★★★)
ダーク・シャドウ/ティム・バートン(★★★☆)
ドラゴン・タトゥーの女/デヴィッド・フィンチャー(★★★☆)
パーフェクト・センス/デヴィッド・マッケンジー(★★☆)
バロン/テリー・ギリアム(★★★★☆)
ブルーバレンタイン/デレク・シアンフランス(★★★)
ツリー・オブ・ライフ/テレンス・マリック(★★)
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア/トーマス・ヤーン(★★)
ダーク・フェアリー/トロイ・ニクシー(★★)
ドライヴ/ニコラス・ウィンディング・レフン(★★★)
バグダッド・カフェ/パーシー・アドロン(★★★★)
存在の耐えられない軽さ/フィリップ・カウフマン(★★☆)
突然炎のごとく/フランソワ・トリュフォー(★★★)
ラム・ダイアリー/ブルース・ロビンソン(★★☆)
インビジブル・ウェーブ/ペンエーグ・ラッタナルアーン(★★)
アナザー・プラネット/マイク・ケイヒル(★★)
キラー・インサイド・ミー/マイケル・ウィンターボトム(★★)
イン・ディス・ワールド/マイケル・ウィンターボトム(★★☆)
日蔭のふたり/マイケル・ウィンターボトム(★★☆)
クヌート/マイケル・ジョンソン(★★★☆)
アーティスト/ミシェル・アザナヴィシウス(★★★★☆)
ヒューマン・ネイチュア/ミシェル・ゴンドリー(★★★)
ピアニスト/ミヒャエル・ハネケ(★★★)
ビフォア・ザ・レイン/ミルチョ・マンチェフスキー(★★☆)
イディオッツ/ラース・フォン・トリアー(★★★)
メランコリア/ラース・フォン・トリアー(★★★☆)
アンチクライスト/ラース・フォン・トリアー(★☆)
地下鉄のザジ/ルイ・マル(★★★☆)
ライオンキング/ロジャー・アレーズ(★★)
RED/ロベルト・シュヴェンケ(★★☆)
ゴーストライター/ロマン・ポランスキー(★★★☆)
フォーカス/井坂聡(★★☆)
冷たい熱帯魚/園子温(★★★☆)
ヒミズ/園子温(★★★★)
恋の罪/園子温(★★☆)
東京プレイボーイクラブ/奥田庸介(★★☆)
コクリコ坂から/宮崎吾朗(★★☆)
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない/佐藤祐市(★★☆)
ネムリユスリカ/坂口香津美(★★☆)
阪急電車 片道15分の奇跡/三宅喜重(★★★★)
ALWAYS三丁目の夕日'64/山崎貴(★★★)
たまたま/小松真弓(★★★)
まだ、人間/松本准平(★☆)
さや侍/松本人志(★★☆)
八日目の蝉/成島出(★★★★)
ノラ/大庭功睦(★★★)
ポテチ/中村義洋(★★★☆)
リリィ/中島央(★★☆)
森崎書店の日々/日向朝子(★★☆)
白日夢/武智鉄二(☆)
テルマエ・ロマエ/武内英樹(★★★)
踊る大捜査線 THE MOVIE3/本広克行(★★☆)
プリンセス・トヨトミ/鈴木雅之(★★★)
軽蔑/廣木隆一(★★★☆)
蛇にピアス/蜷川幸雄(★★★☆)
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2012年11月07日

バロン

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「バロン」

おもしろかったー!
SF映画界の孤高の鬼才(ん?日本語おかしいか?)テリー・ギリアム監督1989年の作品。
彼の作品の中で一番好きかも。ブラジルとパルナサスも捨てがたいけど。

ストーリーはホラ吹きの老人と一人の少女が、国を守るために世界中を旅していく。各地で強烈な人?たちに出会いながら。

もう20年以上も前の映画ってこともあって、映像技術の面では最近の方がよっぽど進化してるんやろうけどさ。
この映画はそんないわゆる「古さ」をものともしない力がある。
てか、最近のフルCGやら3Dの映画よりよっぽど迫力あるよ。何より最初から最後までわくわく感が止まらない。

小さい頃に「ラビリンス」をみた時のみずみずしい興奮を、大人になってからまた味わえるとは思わんかった。気球が飛んだシーンあたりでもう完全にやられた。
代役で急きょ出演したらしいロビン・ウィリアムズの強烈な役が忘れられん。まさに「怪演」としかいいようがない。

映画って本当にいいものですね。

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2012年01月01日

2011年【映画】

よし、では去年からはじめた完全自己満の映画鑑賞リストをまとめとく。
ちなみに2010年リストはこちらhttp://shimomidai.seesaa.net/article/177572077.html
2011年にみた映画は141本。なかなかによくみたね。
個人的におすすめ作品は「ペルシャ猫を誰も知らない」と「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」かな。「告白」と「クレイジー・ハート」もよかったなあ。
たくさんの良作と出会えてよかった。

2011年【映画】
作品名/監督(評価:★=1点、☆=0.5点)

アフターライフ/アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー(★★)
戦場でワルツを/アリ・フォルマン(★★★)
天国の口、終わりの楽園/アルフォンソ・キュアロン(★★★☆)
R.P.G./アレクサンドル・フランキ(★)
狂気の愛/アンジェイ・ズラウスキー(★★)
ガタカ/アンドリュー・ニコル(★★★☆)
アムステルダム・ウェイステッド!/イアン・ケルコフ(★)
出発/イエージ・スコリモフスキ(★☆)
パリ、テキサス/ヴィム・ヴェンダース(★★★)
ベルリン・天使の詩/ヴィム・ヴェンダース(★★★★)
ランド・オブ・プレンティ/ヴィム・ヴェンダース(★★★☆)
アメリカ、家族のいる風景/ヴィム・ヴェンダース(★★★☆)
カサンドラズ・ドリーム 夢と犯罪/ウディ・アレン(★★★)
それでも恋するバルセロナ/ウディ・アレン(★★★)
人生万歳!/ウディ・アレン(★★☆)
レクイエム/オリヴァー・ヒルシュビーゲル(★★☆)
リトル・ランボーズ/ガース・ジェニングス(★★☆)
8 Mile/カーティス・ハンソン(★★★☆)
ソフィアの夜明け/カメン・カレフ(★★★)
ルドandクルシ/カルロス・キュアロン(★★☆)
アウトレイジ/北野武(★★★)
カノン/ギャスパー・ノエ(★☆)
エンター・ザ・ボイド/ギャスパー・ノエ(★★★☆)
ハート・ロッカー/キャスリン・ビグロー(★★☆)
闇の列車、光の旅/キャリー・ジョージ・フクナガ(★★★★)
パンズ・ラビリンス/ギレルモ・デル・トロ(★★★)
レザボア・ドッグス/クエンティン・タランティーノ(★★★)
偶然/クシシュトフ・キェシロフスキ(★★☆)
殺人に関する短いフィルム/クシシュトフ・キェシロフスキ(★★)
ヤギと男と男と壁と/グラント・ヘスロヴ(★★)
インセプション/クリストファー・ノーラン(★★★)
ヒア・アフター/クリント・イーストウッド(★★)
ガーゴイル/クレール・ドゥニ(★★★)
レボリューション6/グレゴー・シュニッツラー(★☆)
バーン・アフター・リーディング/コーエン兄弟(★★☆)
ノーウェア・ボーイ/サム・テイラー=ウッド(★★★☆)
9 〜9番目の奇妙な人形〜/シェーン・アッカー(★★)
マイ・ブラザー/ジム・シェリダン(★★)
ゴースト・ドッグ/ジム・ジャームッシュ(★★★★)
コーヒー&シガレッツ/ジム・ジャームッシュ(★★★)
イヤー・オブ・ザ・ホース/ジム・ジャームッシュ(★★)
笑いながら泣きやがれ/ジャスティン・モロニコフ(★★★)
唇によだれ/ジャック・ドニオル・ヴァルクローズ(★★★)
ロング・エンゲージメント/ジャン=ピエール・ジュネ(★★★)
ミックマック/ジャン=ピエール・ジュネ(★★★☆)
アルファヴィル/ジャン=リュック・ゴダール(★★☆)
女は女である/ジャン=リュック・ゴダール(★★★)
路上のソリスト/ジョー・ライト(★★★)
知らなすぎた男/ジョン・アミエル(★★☆)
ブラザー・フロム・アナザー・プラネット/ジョン・セイルズ(★★★☆)
メッセージ そして、愛が残る/ジル・ブルドス(★★★★)
誘惑 セダクション/ジル・マルシャン(★★☆)
クレイジー・ハート/スコット・クーパー(★★★★)
現金に体を張れ/スタンリー・キューブリック(★★☆)
ロリータ/スタンリー・キューブリック(★★★☆)
ハイ・フィデリティ/スティーヴン・フリアーズ(★★★☆)
ジュテーム・モワ・ノン・プリュ/セルジュ・ゲンスブール(★★★)
ロスト・イン・トランスレーション/ソフィア・コッポラ(★★☆)
ブラック・スワン/ダーレン・アロノフスキー(★★☆)
サンシャイン2057/ダニー・ボイル(★★★)
ミリオンズ/ダニー・ボイル(★★)
ヴァキューミング/ダニー・ボイル(★★☆)
普通じゃない/ダニー・ボイル(★★☆)
倫敦から来た男/タル・ベーラ(★★★☆)
月に囚われた男/ダンカン・ジョーンズ(★★★)
ソーシャルネットワーク/デヴィッド・フィンチャー(★★)
ストレイト・ストーリー/デヴィッド・リンチ(★★★☆)
Dr.パルナサスの鏡/テリー・ギリアム(★★★★☆)
ロスト・イン・ ラマンチャ/テリー・ギリアム(★★)
12モンキーズ/テリー・ギリアム(★★☆)
ブラザーズ・グリム/テリー・ギリアム(★★)
ホテル・ルワンダ/テリー・ジョージ(★★★☆)
ラスト・オブ・イングランド/デレク・ジャーマン(★★☆)
ぼくのエリ 200歳の少女/トーマス・アルフレッドソン(★★☆)
アンストッパブル/トニー・スコット(★★☆)
ドアーズ/まぼろしの世界/トム・ディチロ(★★☆)
英国王のスピーチ/トム・フーパー(★★★)
シングルマン/トム・フォード(★)
キャンディ/ニール・アームフィールド(★★★★)
第9地区/ニール・ブロムカンプ(★)
ペルシャ猫を誰も知らない/バフマン・ゴバディ(★★★★☆)
スローガン/ピエール・グランブラ(★★☆)
瞳の奥の秘密/フアン・ホセ・カンパネラ(★★★★)
アイ・アム・キューブリック!/ブライアン・クック(★★☆)
スイミング・プール/フランソワ・オゾン(★☆)
あこがれ/フランソワ・トリュフォー(★★)
ピアニストを撃て/フランソワ・トリュフォー(★★☆)
隣の女/フランソワ・トリュフォー(★★)
終電車/フランソワ・トリュフォー(★★★)
ローマ 愛の部屋/フリオ・メデム(★★☆)
アナとオットー/フリオ・メデム(★★★★)
春にして君を想う/フリドリック・トール・フリドリクソン(★★☆)
ツーリスト/フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(★★☆)
イエスマン “YES”は人生のパスワード/ペイトン・リード(★★★)
シェルタリング・スカイ/ベルナルド・ベルトルッチ(★★☆)
処女の生血/ポール・モリセイ(★★)
シルビアのいる街で/ホセ・ルイス・ゲリン(★☆)
夜のバッファロー/ホルヘ・エルナンデス・ アルダナ(★★)
シャッターアイランド/マーティン・スコセッシ(★★★☆)
ひかりのまち/マイケル・ウィンターボトム(★★☆)
CODE46/マイケル・ウィンターボトム(★★★☆)
dot the i/マシュー・パークヒル(★★★)
ラヴァーズ・アゲイン/ミカエル・コーエン(★★★)
恋愛睡眠のすすめ/ミシェル・ゴンドリー(★★★)
息もできない/ヤン・イクチュン(★★★☆)
奇跡の海/ラース・フォン・トリアー(★★★☆)
マンダレイ/ラース・フォン・トリアー(★★☆)
オーケストラ!/ラデュ・ミヘイレアニュ(★★★)
アデル/リュック・ベッソン(★★☆)
マンモス 世界最大のSNSを創った男/ルーカス・ムーディンソン(★★☆)
これが私の肉体/ロドルフ・マルコーニ(★★☆)
神の子どもたちはみな踊る/ロバート・ログバル(★★☆)
NINE/ロブ・マーシャル(★★★☆)
カケラ/安藤モモ子(★★☆)
ゲド戦記/宮崎吾朗(★★★)
少年メリケンサック/宮藤官九郎(★★☆)
クライマーズ・ハイ/原田眞人(★★☆)
パレード/行定勲(★★★)
アカルイミライ/黒沢清(★★★)
半落ち/佐々部清(★★★☆)
BALLAD 名もなき恋のうた/山崎貴(★★☆)
トルソ/山崎裕(★★☆)
東京島/篠崎誠(★★☆)
リアル鬼ごっこ2/柴田一成(☆)
蛇のひと/森淳一(★★★)
サウスバウンド/森田芳光(★☆)
武士の家計簿/森田芳光(★★★)
僕と妻の1778の物語/星護(★★★☆)
ケンタとジュンとカヨちゃんの国/大森立嗣(★★★★☆)
ジーン・ワルツ/大谷健太郎(★☆)
ゴールデンスランバー/中村義洋(★★★☆)
インシテミル/中田秀夫(★★)
告白/中島哲也(★★★★)
嫌われ松子の一生/中島哲也(★★★☆)
下妻物語/中島哲也(★★★☆)
かずら/塚本連平(★★☆)
BECK/堤幸彦(★★☆)
酔いがさめたら、うちに帰ろう。/東陽一(★★★☆)
乱暴と待機/冨永昌敬(★★★☆)
スイートリトルライズ/矢崎仁司(★★)
悪人/李相日(★★★☆)

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2011年06月13日

ミックマック

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「ミックマック」

今年みてる映画は英語圏のやつにあんまりヒットがないなあ。
その代わり日本と英語圏以外の国の映画はバンバンおもしろいのに出会う。
これはフランスの映画監督ジャン=ピエール・ジュネの新作。「アメリ」で有名になった人ね。
彼の映画は一目でそれとわかる。独特の黄色がかった映像とブラックでシュールなユーモア。日本人の感覚とは別物すぎていつも興味深い。

ストーリーは主人公のバジルが妙な因縁のある2つの兵器会社に妙な仲間たちと復讐をするって話。
ジュネの持ち味が存分に発揮されてコメディタッチなんやけれど、どこまでもシュールに描く。
正直この人の映画の場合物語はそこまで重要じゃなくて、そこに散りばめられる映像でありエスプリであり登場人物のキャラクターが面白いんよね。

前作「ロング・エンゲージメント」では少し小奇麗で地味におさまってしまった印象を受けたけど今作ではやりたい放題。ジュネ映画常連のドミニク・ピノンも強烈な味を出しまくってる。
映画の裏にある軍需産業批判もコメディだからこそ余計に際立ってる。

作中に出てくるガレキの発明品はどこまでも想像力豊かで素敵やったな。
人生を変える映画ではないけれど、人生の色彩を少し豊かにしてくれる作品やった。


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2011年04月23日

ケンタとジュンとカヨちゃんの国

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「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」

今年みた映画の中で今んとこ一番に躍り出たぞ。
すっげえいい。
若者3人の閉塞感からの脱出をテーマとしたロードムービー。雰囲気は少し北野武の「キッズリターン」を思わせる。

おそらく商業的に成功する映画では決してない。
でもここ最近の日本映画のロードムービーでこの空気感を出せたものはないんやないやろか。

とにかく主演の松田翔太、高良健吾、安藤サクラの3人の演技がすばらしいね。
ごく自然でリアル。それだけにとても生々しく傷ましい。

施設で育ったケンタとジュン、そして行きずりのカヨは3人で北海道の地を目指す。
この縛られた世界を壊して、壊して、その先の何かをみようと願う。
道中で絡まりあい、ぶつかり合う3人は、次第に奇妙な関係を築いていく。
それは友情でも愛情でも絆でもない。3人だけの「国」ができあがる。

「これからどうする?」
劇中で問われるこの疑問の答えをもたないまま北へ、北へ。
たどり着いた先にあるのは3人が信じた光ではなかった。
ただただ無限に広がる海。
誰にでも平等に無を与える海。

もちろん結論もオチも教訓もない。ただ残酷なまでの無に心をうたれる。

いいよ、ロードムービー。いいよ。
みんなみなよ。

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2011年02月12日

ベルリン・天使の詩

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「ベルリン・天使の詩」

ヴィム・ヴェンダース監督の不朽の名作ってやつですね。
ヴェンダース作品は、「パリ、テキサス」をこの間みたばっかりでまだ2作品目やけど面白い。
アート系の映画みたいなくくりをされてる節もあるけど、哲学と共に物語があるから観やすい。
そこがゴダール映画と違う。この映画の雰囲気は少し似てると思うけど。

作中に出てくる詩がとても印象的
特にこの部分が残った。


子供は子供だった頃
いつも不思議だった
なぜ 僕は僕で 君でない?
なぜ 僕はここにいて そこにいない?


あらすじで、主人公がおっさんの天使やと知った時はもっさいシュールさを想像したんやけど、実際は巧みな映像で幻想的になってた。
モノクロとカラーの映像の使い分けが絶妙やったな。
そして天使ダミエル役のブルーノ・ガンツの表情が素晴らしかった。

一昔前のハリウッド映画「シティ・オブ・エンジェル」ってこの作品のリメイクやったのね。
たしかニコラス・ケイジがでてたやつ。

映画をたくさん観るようになってから、いろんな作品や人が繋がっていくのがすごく面白い。
しかし今週はようけみたなあ。

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2011年02月05日

Crazy Heart

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「Crazy Heart」

ジェフ・ブリッジス!ジェフ・ブリッジス!
いやあださいタイトルやけどみれてよかった。
ジャケでわかるようにジェフ・ブリッジスの存在感と渋さがハンパない。

彼の出演する作品は去年も何本かみたけど、彼について言うとそれらの若い頃の雰囲気より好きだ。
フィッシャーキングの時の精気みなぎる逞しさもいいけれど、もう60歳になる彼の哀愁感がいい。

物語はこう。
かつてカントリーミュージックのスターだった主人公が自堕落な生活で衰えていく体と、枯れかけた才能にもだえながら、それでも音楽にしがみつき女性を愛する。

うわあこれを文字にするとすごくアメリカ的でくさいぞ。
実際彼にしてもこの作品にしても、どこまでも「アメリカ」を感じさせる。
あんまりアメリカアメリカした映画とか、そもそもカントリーは好きやないんやけど、彼の雰囲気でそんなことを気にさせない。良いもんは良いと認めよう。
作中で使われてた曲もすごくよかったな。

いつかテキサスあたりの田舎のバーでカントリーミュージックを聞きながら酒を飲みたい。
そんなことを思った。

ジェフ・ブリッジス!ジェフ・ブリッジス!
うん、言いたかっただけ。


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2010年12月30日

2010年【映画】

さて映画からいってみましょ。
再見のものも含んで合計118本。こんなにみた年はこれまでもこの先もないかもね。
完全に主観で評価もつけてみた

2010年【映画】
作品名/監督(評価:★=1点、☆=0.5点)

人間失格/荒戸源次郎(★★☆)
赤い風船/アルベール・ラモリス(★★)
白い馬/アルベール・ラモリス(★★)
バベル/アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(★★)
人のセックスを笑うな/井口奈己(★★★★)
バッファロー'66/ヴィンセント・ギャロ(★★★★☆)
モーターサイクル・ダイアリーズ/ウォルター・サレス(★★☆)
グッバイ、レーニン!/ヴォルフガング・ベッカー(★☆)
パラノーマルアクティビティ/オーレン・ペリ(★★)
南極料理人/沖田修一(★★★☆)
人生に乾杯!/カーボル・ロホニ(★★)
太陽のかけら/ガエル・ガルシア・ベルナル(★★★)
TAKESHI'S/北野武(★★☆)
アキレスと亀/北野武(★★★★☆)
監督ばんざい!/北野武(★★☆)
キッズリターン/北野武(★★★)
3-4×10月/北野武(★★☆)
その男、凶暴につき/北野武(★★★☆)
アレックス/ギャスパー・ノエ(☆)
イングロリアス・バスターズ/クエンティン・タランティーノ(★★★☆)
おとなり/熊澤尚人(★★)
INVICTUS/クリント・イーストウッド(★☆)
チェンジリング/クリント・イーストウッド(★★☆)
ミスティック・リバー/クリント・イーストウッド(★★☆)
ラースと、その彼女/クレイグ・ギレスピー(★★★★)
THIS IS IT/ケニー・オルテガ(★★★★)
グーグーだって猫である/犬童一心(★☆)
空気人形/是枝裕和(★★☆)
ANVIL/サーシャ・カヴァン(★★★☆)
マン・オン・ワイヤー/ジェームズ・マーシュ(★★★☆)
ストレンジャー・ザン・パラダイス/ジム・ジャームッシュ(★★★☆)
DOWN BY LAW/ジム・ジャームッシュ(★★★★)
ブロークン・フラワーズ/ジム・ジャームッシュ(★★★★★)
ナイト・オン・ザ・プラネット/ジム・ジャームッシュ(★★★★☆)
DEADMAN/ジム・ジャームッシュ(★★☆)
ミステリー・トレイン/ジム・ジャームッシュ(★★★)
パーマネント・バケーション/ジム・ジャームッシュ(★★☆)
リミッツ・オブ・コントロール/ジム・ジャームッシュ(★★★★☆)
ラビリンス/ジム・ヘンソン(★★)
八日目/ジャコ・ヴァン・ドルマル(★)
待つ女/ジャン=パスカル・アトゥ(★★★)
デリカテッセン/ジャン=ピエール・ジュネ(★★★)
アワミュージック/ジャン=リュック・ゴダール(★☆)
軽蔑/ジャン=リュック・ゴダール(★★★)
ヒトラーの贋札/シュテファン・ルツォヴィツキー(★★★)
FROZEN TIME/ショーン・エリス(★★★)
SPUN/ジョナス・アカーランド(★★★)
レッドクリフT/ジョン・ウー(★★)
レッドクリフU/ジョン・ウー(★☆)
チェ28歳の革命/スティーヴン・ソダーバーグ(★★☆)
チェ38歳別れの手紙/スティーヴン・ソダーバーグ(★★)
気になる関係/ステファン・ジェアミ(★★★)
アダプテーション/スパイク・ジョーンズ(★★)
かいじゅうたちのいるところ/スパイク・ジョーンズ(★★★☆)
ゼラチンシルバーLOVE/操上和美(★)
おくりびと/滝田洋二郎(★★★)
さよならcolor/竹中直人(★★☆)
百万円と苦虫女/タナダユキ(★★★☆)
ザ・ビーチ/ダニー・ボイル(★★★★)
スラムドッグ$ミリオネア/ダニー・ボイル(★★☆)
脳内ニューヨーク/チャーリー・カウフマン(★★☆)
tan/ディエゴ・レルマン(★★☆)
アリス・イン・ワンダーランド/ティム・バートン(★★)
シザーハンズ/ティム・バートン(★★☆)
ベンジャミン・バトン 数奇な人生/デヴィッド・フィンチャー(★★★★★)
WAVE/デニス・ガンゼル(★★★☆)
ローズ・イン・タイドランド/テリー・ギリアム(★★☆)
フィッシャーキング/テリー・ギリアム(★★★☆)
未来世紀ブラジル/テリー・ギリアム(★★★★)
ラッシュライフ/東京芸大映像研究科(★★★)
パンドラの匣/富永昌敬(★★★☆)
ノルウェイの森/トラン・アン・ユン(★★★)
フィッシュストーリー/中村義洋(★★)
ジャージの二人/中村義洋(★★☆)
ゆれる/西川美和(★★★★)
ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜/根岸吉太郎(★★★★)
MORE/バルベ・シュローデル(★★★☆)
ガラスの墓標/ピエール・コラルニック(★★★★)
BLINDNESS/フェルナンド・メイレレス(★★★)
MAJESTIC/フランク・ダラボン(★☆)
アントワーヌとコレット/フランソワ・トリュフォー(★★)
夜霧の恋人たち/フランソワ・トリュフォー(★★★)
家庭/フランソワ・トリュフォー(★★)
逃げ去る恋/フランソワ・トリュフォー(★★☆)
私のように美しい娘/フランソワ・トリュフォー(★★★☆)
柔らかい肌/フランソワ・トリュフォー(★★★☆)
失われた肌/ヘクトール・バベンコ(★★★☆)
ホルテンさんのはじめての冒険/ベント・ハーメル(★★)
WOMAN IN REVOLT/ポール・モリセイ(★★★☆)
FLESH/ポール・モリセイ(★)
悪魔のはらわた/ポール・モリセイ(★★)
TRUSH/ポール・モリセイ(★★★)
HEAT/ポール・モリセイ(★★)
500日のサマー/マーク・ウェブ(★★☆)
24HOUR PARTY PEOPLE/マイケル・ウィンターボトム(★★★☆)
パブリックエネミーズ/マイケル・マン(★★)
しんぼる/松本人志(★★★★)
ワンダーラスト/マドンナ(★)
GO!GO!LA/ミカ・カウリスマキ(★★★★)
インスタント沼/三木聡(★★★)
ソラニン/三木孝浩(★★★☆)
エターナル・サンシャイン/ミシェル・ゴンドリー(★★☆)
マジックアワー/三谷幸喜(★★)
ララピポ/宮野雅之(★★★)
カッコーの巣の上で/ミロス・フォアマン(★★)
曲がれ!スプーン/本広克行(★)
重力ピエロ/森淳一(★★★☆)
女たちは二度遊ぶ/行定勲(★☆)
クヒオ大佐/吉田大八(★★★)
借りぐらしのアリエッティ/米林宏昌(★★★☆)
HACHI 約束の犬/ラッセ・ハルストレム(★★★)
KEN PARK/ラリー・クラーク(★☆)
鬼火/ルイ・マル(★☆)
死刑台のエレベーター/ルイ・マル(★★★☆)
ecole/ルシール・アザリロヴィック(★☆)
愛おしき隣人/ロイ・アンダーソン(★★☆)
デトロイトメタルシティ/李闘士男(★★★)
フラガール/李相日(★★)


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2010年12月13日

THIS IS IT

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「THIS IS IT」
ようやくみたよ。
KING OF POPことマイケル・ジャクソンのドキュメント。
まず、以前この映画についてどこで感動するんかと小馬鹿にしてました。
http://shimomidai.seesaa.net/article/132735910.html
でもごめんちょっと感動した。
あんまり「ポー」とか「フォー」とか言ってなかった。

ポップって音楽はおれの勝手な定義で言うと、他の各ジャンルの音楽のエンターテイメント性を誇張したもんやと思ってる。
だから「JAZZ」っぽいポップとか「HIPHOP」っぽいポップとか、もちろん「ROCK」っぽいポップも存在する。
エンターテイメントを追求することがいい音楽かどうか、好きか嫌いかという議論は一旦置いとくとして、それがすごく難しいことは間違いない。
エンターテイメントで最優先されるのはアーティストの自己満ではなく観客の満足なんよね。
それでいて、観衆を引っ張るカリスマ性も必要となる。
そういう点でみても、マイケルほどのエンターテイナーは他にいない。

そんな彼のリハーサル映像。
予想と違ってスタッフ皆に対して柔らかい態度で接するマイケル。
そしてそんな彼に憧れと尊敬の念を抱いて準備を進めるプロジェクトチーム。
リハーサルなのに曲が終わるとスタッフから歓声があがる。
「Ww love you!」とダンサー達が叫ぶ。
「I love you,too」と返すマイケル。
そこには人の何かを動かす「感動」があった。

そもそもドキュメント映画って、ある意味ですごく難しいと思うんよ。
いくら事実をもとにして製作したといえど、そこには必ず製作者のフィルターがかかる。
意識的にしろ無意識的にしろ。
多種多様な一面のある人間について、ある側面を取り上げることで見るものにその部分を印象づける。
つまりは製作者がみせたい「KING OF POP」であるマイケルが出来上がる。

彼は昨年コンサートツアーを発表するまでしばらくはゴシップばかりが話題にされてた。
度重なる整形手術や児童虐待や金銭トラブルなどなど。
それらも確かに彼の一面なんかもしれん。
でもこの映像におさめられたマイケルは、間違いなく稀有な才能を持つ天才エンターテイナーで、そこには「love」が溢れてた。


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2010年12月01日

ガラスの墓標

ガラスの墓標.jpg

「ガラスの墓標」
アートスクールの曲名にも使われてたやつ。
だから見たってわけではないよ。ちがうよ。

内容はというとマフィア稼業で死と隣り合わせの日々を送る主人公セルジュが美しいジェーンと出会う。
それまで何に対してもアツくなれなかったセルジュは徐々に彼女にのめりこんでいく。
やがてアコギな仕事から足を洗って彼女と逃亡しようとするが・・・
って感じ。
もしかしてこれから見る人のためにラストは言わない。

ストーリーとか構成はまさにクラシックなもので目新しくはないけれど、当時実際に交際関係にあった主演二人の雰囲気がすごくいい。
ジェーン・バーキンが圧倒的に美しいのはある意味わかってたことなんやけど、主演のロシア系フランス人セルジュ・ゲンスブールの存在感にやられた。
決して「美男子」ではないけれど、やさぐれた目つきがとんでもなくセクシーで魅力的。
あんな目つきで見下されたらどんな女の子でも抱かれたいと思うんちゃうか。
いやほんまに。

いい映画やった。
今年もあと一ヶ月。あと何本素敵な映画に出会えるかな。

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2010年10月25日

南極料理人

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「南極料理人」

最初に変換したら「難局料理人」ってなった。
ある意味間違いではないな。

堺雅人主演の映画。実際の南極観測隊の調理係の人のエッセイを原作とした作品。
主人公の西村は限られた食材と過酷な環境の中で、隊員たちを飽きさせない料理を作るために奮闘する。
この映画の舞台は極寒の南極やのに、映画は全体に温かい空気に満ちてて見終わったらすごくほっこりした。

「おいしいものを食べると元気になるでしょう?」っていうセリフがシンプルなんやけどすごく心に残った。

あらためて思ったけど料理人っていうのは本当に素敵な職業やね。
なんかの本で読んだけど
「どれだけの言葉を尽くした慰めより、たった一杯のスープが人を救うこともある」ってのは本当やと思う。

自分が全然料理をできないからかもしれんけど、料理ができる人は本当にすごいと思う。
プロの料理人じゃなくても、大事な家族や恋人や友達のためにご飯を作ることはとても素敵よね。

全ての料理人に幸あれ。


posted by しもみだい at 00:12| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月24日

ソラニン

ソラニン.jpg

よしいくつか連続レビューしてみよ。

「ソラニン」

期待は全然してなかったんよ。
思い起こせば浅野いにおとの出会いは2005年やった。
梅田のツタヤで「素晴らしい世界」が置いてあったのを見つけた。
当時の興奮が下記エントリに綴られてます。
なんか妙にテンション高いから今読むと戸惑うな。。。
http://shimomidai.seesaa.net/category/708904-1.html

その時は「知る人ぞ知る」存在やったんよね。
それが今ややたら人気が上がってブレイクしちゃってるやん。
このソラニンが映画化されるって聞いた時もすごーく冷ややかな気分でいたんよ。

で、DVDレンタルされたしダメ元でみてみるかって感じでみたんやけど。

いやあまいった。よかった。
ひとつ言うと芽衣子役に宮崎あおいは可愛すぎるとこは違和感があったけど。
この作品はなんかいろいろ重なる部分があるんよね。
音楽に対しての葛藤を描くところなんかも、青臭いとは思うけどやっぱり自分が捨てたくないところでもある。

大学の軽音部のバカ騒ぎ風景とか将来に対する不安とかモラトリアム期に同棲するカップルのあの空気とか、うまく再現してて懐かしい気持ちになった。
あったよねあーいうの。

んで映画の中の音楽の使い方が上手くていい効果を出してた。
いにおの世界観を生かしてたな。

そういや秀吉の曲も挿入歌でつかわれてたらしいけど気付かんかった。。。
今度の彼らのアルバムのジャケットはいにお書き下ろしらしい。
すごいな秀吉。この間イベントに出てもらったばっかやのに。

とにかく久々に原作並みに素敵な作品でしたな。
ノルウェイの森もいい感じに仕上がってないかなー、



posted by しもみだい at 23:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月18日

インスタント沼

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「インスタント沼」

期待せずにみたけど面白かった。
女史向けかとおもいきや、必ずしもそうではない。

ジリ貧の現実にちょっとずつ摩訶不思議なことが起きて、
結果的にそれで劇的に何かが変わるわけではないんやけれども、ほんの少しだけ確かに変わってる。
そんな映画。

麻生久美子の魅力ってすごく説明しづらいんやけど、この映画をみると伝わると思う。

「物事に行き詰まったら水道の蛇口をひねれ」のくだりは非常にしょーもないんやけど、
少しのきっかけで人の気持ちなんてコロッと変わるってのをよく表してた。
いろんなところにワクワクする仕掛けがされてて飽きることなくみれるところもよい。

決して「人生の名作10選」みたいなのに選ばれることはないけど、疲れた時に肩の力を抜かせてくれる素敵な作品やった。

その辺が最近みたルイ・マルの「鬼火」とは正反対。しんどいわ、あれ。



posted by しもみだい at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月26日

ヴィヨンの妻

ヴィヨン.jpg

「ヴィヨンの妻」

太宰治の短編小説を原作として作られた映画。
去年の劇場公開時、映画館に行こうとして行きそびれたというなんとなく個人的に因縁の作品。

ようやく観ることができたんやけど、いやあよかった。
たぶん原作を読んでないから素直に楽しめたんやろな。

内容はというと才能のある作家だけれども各地で酒をのみ、女に溺れ、借金をこさえてくるダメ亭主大谷(浅野忠信)と、
それを献身的に支えて健気に笑う愛嬌のよい妻さち(松たか子)の物語。
ストーリーとしてはどこかで聞いたことあるような、まさに古典的、クラシックな筋書きなんやけどさ。
その中で太宰小説特有の不穏で気だるい空気をうまく表現してる。

きっとみた人の大多数は妻のさちの健気さに心打たれ、旦那の大谷に「まじダメ男やな」と反感を抱くと思う。
確かに大谷の生き様は、常識や社会的通念や倫理観と照らし合わせると決して褒められたものではない。
むしろ最低といってもいいと思う。

でもその大谷の気持ちや考え方におれはどうしても共感してしまった。
各地でふらふらと落ち着かないくせに、一人の女性に結局は依存している弱さ。
死にたい死にたいと強い退廃願望を持っているくせに、実際に自殺しようとすると必死で生きようともがく不様さ。

特に作中に出てくる彼の死生観に強く魅かれた。
「このまま死ねたらどんなに美しいでしょう」
「男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と、戦ってばかりいるのです」

おそらくこの大谷は太宰治自身の投影なんやろう。
だからこそ、太宰作品をちゃんと読みたくなった。

最後に、賞もとった松たか子の演技は確かによかったな。
艶やかでかつ奥ゆかしい魅力に溢れてたと思う。

posted by しもみだい at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月20日

Broken Flowers

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「Broken Flowers」

もひとつジャームッシュ映画の新しめのやつを。
この映画いいわ。すごい好き。

昔プレイボーイだったという中年男ドンが、ひょんなことから昔のガールフレンド達を訪ねてまわる旅の物語。
ジャケットからもわかるように、プレイボーイだったというわりにひどく情けない主人公のドン。
そこがまずひどく愛おしい。
個人的な好みやけど、格好いいヒーローが主人公の映画よりもヒーローに憧れるけどそうはなれない情けない男が主人公の方が好きなんよね。

さて、そのドンは頼りないながらに昔の彼女達を訪ねる。
ある女性は温かく彼をむかえ、ある女性は怒りをあらわにして追い払ってしまう。
彼女達にもそれぞれ彼と別れてからのそれぞれの人生がある。
それがいいか悪いかという時限を超えて、時間は平等に流れてる。
それに悲観するでもなく、大げさに感傷にひたることもなく淡々と旅をするドンの姿に漂う哀愁がたまらない。

彼女たちの家を訪ねるとき、ドンは必ず花束を手にする。
安直な発想だけれど、女性に花束を贈るという行為はいつの時代も、どんな場所でも否応なくロマンティックだ。
特に情けない男が花束を手にした姿にロマンと愛おしさを感じずにはいられない。
すごく温かい気持ちになった。

一番好きなシーンがあって。
訪ねようとした彼女の一人がすでに他界してて、ドンはそのお墓を訪ねる。もちろん花束を抱えて。

その墓を前にしてドンはこうつぶやく
「Hello,Beautiful」

涙がぼろぼろ出てきた。
これ以上の優しい言葉があるんやろうか。

ジャームッシュのロードムービーは最高だ。
この人の映画には、何か目的があるわけじゃない。
教訓もなければ哲学を気取ってるわけでもない。
抑揚なんてからっきしだしカタルシスなんて皆無だ。

でもただその心地よく物悲しい世界に身を任せて漂っていたい。

posted by しもみだい at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

DOWN BY LAW

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「DOWN BY LOW」
ストレンジャー・ザン・パラダイスで有名な監督ジム・ジャームッシュの名作。
彼の映画はストレンジャー〜を大学時代に見て以来久々にみた。
なぜみなかったかと言うと、純ロードムービーとも言えるそのストーリーがあまりに抑揚がなく寝てしまったから。

それに比べると、本作はストーリーも(ジャームッシュにしては)抑揚があって気持ちいい爽快感に溢れてる。

この作品に興味を惹かれたのは、ミュージシャンでもあるトム・ウェイツが主演してるところ。
あの奇抜な声と音楽性を誇る彼がどんなキャラクターを演じるのかと思ったら、意外と人間くさい気だるい男やった。
先入観が全く外れたけれどそれはそれで楽しい。

ストーリーを簡単に言うと、別々の人生を歩んできた男二人がそれぞれ冤罪で刑務所に入りたまたま同室になった。
互いに頑固で素直になれない二人はもどかしいくらい衝突したりかみ合わなかったりする。
そこにイタリア人で英語も片言のロベルトが入所してくる。
彼をきっかけとして3人の奇妙で愛おしい人間関係が描かれてるっていう。

うーん言葉で説明する意味がないことに気付いた。
主人公二人の関係は、わかりやすく例えるならスラムダンクの桜木と流川なのね。
そうあの煮え切らない感じ。

その距離感の変化を見事に表現したいい作品やと思う。
不器用で頑固な男同士の友情ものが好きなあなたは是非。

二つの道をパンフォーカスで映したラストシーンがすごく好き。


posted by しもみだい at 21:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

しんぼる

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「しんぼる」

「大日本人」に続く松本人志の映画第2作。
ようやくみてみましたよっと。
興行的にぱっとしなかったイメージが強い本作品。
実際にみてみてなんか納得。

いや、なかなかに面白かったよ。
なんとなく「ごっつええ感じ」の延長線上だった前作の方が誰かと観るのにはいいかもしれん。
今回のは限りなく「おひとりさま」向け。
でもその方が自分にはあってるな。

出演もほぼ松本人志だけみたいなもん。
前回のような派手なゲスト出演もなし。
テーマも内省的に精神世界を掘り下げていく。

ストーリーだけでいうと一文で終わってしまう。
「見知らぬ部屋に閉じ込められた松本が脱出しようともがく」

その中で、様々な心理描写と社会風刺、哲学的なメタファーが散りばめられてる。
おそらく監督自身が狙ったものと、偶発的に生まれたものが混じってる。

謎の白い部屋にはスイッチがあって、押すといろんな現象が起こる。
例えばわけのわからんもの(寿司とかおもちゃとか)が落ちてきたり水が流れてきたり。
そのうちに進化して部屋の外の世界にまで干渉し始める。

スイッチを押すと、世界のどこかで花が咲く。
スイッチを押すと、肉食動物が草食動物を捕食する。
スイッチを押すと、どこかの国で戦争が始まる。
スイッチを押すと、命が生まれる。

気がついたら、松本は「神」の業を為している。

世界の全ての出来事は、誰かの押したスイッチによって決められてるのかもしれない。
よく言われる運命論なんて、そういうことなのではないか。

運命が元々決まってるのかいないのか、誰も正解なんて知らない。
それこそ「神のみぞ知る」ことだ。

結局人間は必死でもがくしかないんやろうな。
その結果をどう捉えるか、即ち「どう生きて、どう感じるか」だけが誰もに許された権利だ。

posted by しもみだい at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

GO!GO!LA

LA.jpg

「GO!GO!LA」

ギャロが出てるから気になってたんやけどさ、今までみなかった。
だってなんか西海岸マンセーのちゃらい映画やったらどうしよう。
ギャロが短パンとVANSのスニーカーでスケボーのってたらどうしよう。
という勝手な想像から敬遠しとった。

実際の内容は逆にそんなロスの空気感をシニカルに捉えてて予想よりずっと楽しめた。

ストーリーはイギリス人のまじめな男の子が、女の子を追いかけてLAにやってくる。んで、その自由で浮かれた空気感になじめず四苦八苦。
そんな感じ。
ギャロは一応LAの現地民として出てくるんやけど、これがまたいい味出してる。
「YO!」とか「COOL!」を口癖にしてるんやけど、完全に他のロサンゼルスのセレブ達と毛色が違う。
明らかに浮いてる。そしてやたらかわいい。
ギャロファンの女の子が見たら絶対萌えると思う。

ちょい役でジョニー・デップやら、ウォーホル映画でおなじみのジョー・ダレッサンドロが出てるのもまた見所。
なかなかに楽しめた。

大衆受けはしないヴィンセント・ギャロやけど、そのいじけたキャラクターと繊細な芸術性が大好きです。

posted by しもみだい at 16:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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